パリ de デゼール !!
Qu'est-ce que vous prenez comme dessert ? デザートは何になさいますか?
そう聞いてくれるようなレストランへも今回は訪れることができました。 毎回カメラを持参していかなかったので(雰囲気・照明・天気)
写真も多くはないのですが、印象に残っているデザートの写真がちょうどあったのでパリ de デザート! してみます。
一番斬新というか私の中で強くインパクトがあったのがTOPのデゼール、お店はエッフェル塔にある Le Jules Verne 。
【オレンジのコンフィをあしらったパン・デピスと胡桃のタルトに風味あるグラスを添えて】 そう自分なりに訳してメモに残しておきました。
ここ2年に渡って私の研究課題はパン・デピス、敬愛する方から頂戴した宿題は未だもって完成せず。
HPのメニューにパン・デピスを見たときから既に決めておきました。
左に鎮座するのがパン・デピス。正確に言えばスパイスを効かせたお店オリジナルのスパイス・ケーキ、とてもふんわりしていました。
薄くスライスしてオレンジのコンフィチュールを間にはさみ組み立ててあります。
まずはのひと口 『 トイレにセボン』?みたいな風味に一瞬たじろぐ訳ですが、この加減が実に「クセ」になるニクい風味でオレンジとの相性が
絶妙でした。とても刺激的なひと皿でした。
胡桃のタルト、これはあえて記載しなくとも美味しいタルトでした。
こちらはNっぺが選んだというよりババ好きな私が左党のNっぺへ
強制的に選んだアルマニャック風味のサバランです。
風味、というよりまんまアルマニャック。それも古酒がどっぷり
かかっています。(皿の底に酒、たまってます。笑)
さすがのNっぺも、アルマニャック古酒の強さにビックリしていましたが
シャンティーとの調和もあってか、難なくクリアしていました。
アルマニャックをあんなに豪快にかけるあたりが、いかにもフランス
という感じがしてババ好きな私としては自分で食べる訳でもないのに
見ていて嬉しくなったデゼールのひとつです。
ベベ夫のデゼールは 【 カリカリした食感のチョコレート 】、カリカリした
タルトのような土台にねっとりとしたミルクチョコレート、上にはフランボ
ワーズのコンフィチュールが乗せてありました。
添えてあるものは平たく形成した薄いチョコレートを皿に見たて、フレッシュ
な木苺とオレンジ、そしてフォンダンショコラで飾ってあります。
「この下のやつ(タルトのようなもの、ですな)はあんまり好みじゃない」
と感想。「この横のチョコはどうやって食べるの?ナイフ??」、
こういう場合は手で失礼、して良いと聞くと「ほんとパリパリしとる!」と
(岐阜弁で・笑)美味しそうにほお張っておりました。
こちらは滞在中の土曜日、ランチに訪れたマミーガトーのデゼール。
私はタルト・タタンを選びました。
相変わらず大人気の店内、食べ物の写真だけほんの少し撮影させて
もらったのですが、どれも斜めだったりブレていたりと美味しさが伝わ
らず本当に残念。
キッシュ自体の味はメトロ4番線アレジア(Alesia)駅のドミニク・サブ
ロンが好みだけれど、デゼールを選ぶ楽しさ、そして気取らず楽しめ
るママンの味に滞在中必ず訪問リストに入れています。
今回もケークサレランチは売り切れでキッシュランチを食べたのですが、
(ベベ夫は野菜のクランブル、これもなかなか美味っ)少し店内が
空きはじめた頃日本人の女性がおひとり席に着かれました。
注文されたのが「本日のスープランチ」。
カフェオレボウルにたっぷり入った美味しそうなスープ(この日は確か
ポティロン)とカンパーニュの簡単なモノでしたが、それがまた美味しそうで!
スープランチにデゼールを付けると日本人には程よいランチだわ、次回
はあれにしよう!とNっぺにアイコンタクト。←気づかぬようだ。。
これは番外編、パリ de ではなくノルマンディーde になりますが、
ノルマンディー名物 Tarte Normande 。
パイ生地にノルマンディー特産のりんごを薄く切って並べ、上から
プリンのような卵液(フラン地)をかけ焼き上げる素朴な地方菓子です。
この日はモンサンミッシェルといえば!なランチのデゼールに殿り(しん
がり)として登場したのですが、タルトノルマンディ自体はいまひとつ。
でも見ての通り上に乗っけてあるバニラアイスが、本当に見た目
フツーのバニラアイスなんですけど、これが本当に美味しくって。
滞在中1番美味しいアイスだったなー、また溶けかけたとこが
りんごの甘酸っぱさと良く合って、さすが乳製品も美味しいノルマンディー
「いい仕事してますねー」なバニラアイス。
ちょっと番外もありな、パリ de デゼールでした。
by ami-imanami
| 2011-05-27 14:42
| 旅日記