鮎 菓 子
岐阜の銘菓 「 鮎菓子 」
岐阜、岐阜と言っても広うござんす。 ↑の銘菓は県庁所在地である「岐阜市」の代表的な
和菓子です。
清流長良川を遡上する鮎のごとし、そんな姿を表現したお菓子です。
ちょっと弾力のある薄めのドラ焼きの皮みたいのを楕円形に焼いて、中にトロ~リ柔らかな
求肥を餡のごとくはさみパタンっと折りたたんだ、甘さも控え目、つい何本も?!
岐阜と大まかに括ってしまえば、栗きんとんが代表的な和菓子で、有名どころは東濃と
呼ばれる中津川市でしょうが、本来は中濃に位置する八百津にその発祥があり、名店が
点在することで地元では知られています。
また中津川市には昔から「からすみ」と呼ばれる和菓子があります。
外郎をもっともっと固くして、ブチっとした感じとでもいいましょうか、甘みはお砂糖のみ、
胡桃をいれたり、黒砂糖に変えてみたり、なんとも素朴なお菓子が昔から大好きで、中津川を
通るとつい寄ってみたくなるのです。
うんちくはこれくらいにして、鮎菓子のお話しでしたね。
岐阜市の和菓子屋なら、たいていどこでも名前は変われど作っているこの鮎菓子。
私は「玉井屋」、うちは「おきなやか奈良屋」とそれぞれ好みがあって、人のお口は十人十色、
それを伺うのもまた楽しみなのであります。
by ami-imanami
| 2008-02-13 14:43
| 和のお菓子